藤井絞 綿麻浴衣 雪花絞

※価格には仕立て代は含まれておりません。

確かな技術とセンスが雪花絞の魅力につながる
雪花絞の浴衣は約12mの生地を三角柱状に畳み両脇を板で締め付ける「板締め」と言われる技術で作らています。 およそ12mある浴衣の生地をその型に合わせて畳んでいきますが、畳み方にも4回、6回、8回と回数にいくつか種類があります。 畳む回数により柄の大きさも異なり、回数が多くなればなるほど高度な技術が要求されます。さらに細かく畳むと畳んだ時の生地の長さ が長くなり、染色をする際、均一に染めることが難しくなります。少しでも多く染料が多く入ってしまった箇所があると柄の形が変わったり、 染ムラとなり難物扱いになってしまう為、染める時にも高度技術が必要となります。この三角形の大きさや畳む回数を変えることによって 「雪花絞」の模様を無限に完成させていきます。一見単純な技術に思いますが、染料に浸ける位置と滲透するスピードによって全く異な る模様になるため、2枚と同じものができません。最後は自然に任せるからこそすべての技術に正確さと熟練の経験が必要であり、それだけ でなく職人のセンスも必要なのです。そしてそれが「雪花絞」の魅力にも繋がります。現在では雪花絞の加工をする職人はかなり少ないと 言われ、高度な技術が必要なため ″ 価値の高い ″ きものと言えます。